引っ越し後の新生活に関する情報。
新居の床材(フローリング)のお手入れ。
キズ・汚れを付きにくくするためといって、勧められる「床コーティング」。本当に必要なのでしょうか?
新築住宅を購入したときには、誰しもが少しでも居室内の「キズや汚れを少なくしたい」と思うものです。
それは当然の意識かと。
そんな思いを多く住宅購入者が抱いていることを念頭に、近年コーティング専門業者
なるものが、「床のフローリングにキズや汚れを付きにくくするためにコーティング(ハードコーティング)を
行いませんか?」とか「キッチンや水回りの汚れを付きにくくするために、フッ素コーティングをしませんか?」
といった勧誘が多く目に付くようになっています。
”コーティング”というのは、建材(床・壁など)の表面に保護層を形成することで、建材にキズや汚れが付きにくくするもの。
床のハードコーティングと呼ばれるものは、リビングや居室に施すと「数十万円」の費用がかかるものです。
水回りのフッ素コーティング
なども浴室など一箇所あたり「数万円~十数万円」もの費用が必要となるもので、結構割高な要素となっています。
ここまでやって、本当に費用対効果があるのでしょうか?
結論からお話すると、費用対効果はありません。
それどころか業者に依頼してのコーティングの必要は無いばかりか、
コーティングによるデメリットが多々ありますので、建築士としては無駄な各種建材へのコーティングやらないほうが良い要素と考えています。
何故コーティングをしないほうが良いのか・・そんな理由・要因をお話したいと思います。
新築マンションでは、ほとんどが床に「シートフローリング」が採用されています。シートフローリングはワックス不要の建材。
近年の新築マンションの80%以上で、床フローリングには「シートフローリング」という建材が使われています。
無垢木材のフローリングは、近年日本の新築マンションでは、ほとんど使われていません(割合としては、ほぼゼロといっても良いかと)。
シートフローリングというのは、表面はオレフィンシートと呼ばれる紙素材に木目が印刷されたものを使用したもの。
オレフィンシートだけでは、耐久性が無いので、その上にEB処理(電子線を照射する事により強化させる加工処理)を
施しています。
EB処理によって、強度も高まり、撥水及び汚れも付着しにくくなっています。
シートフローリングは「ワックス不要(ノンワックス)」の商品として販売されている建材です。それはすでにEB処理
が施されておりワックス以上の機能(強度など)が備わっているから。
また同時にEB処理が施されている面には、
通常のワックスすら弾いてしまうので、一般的なワックスは塗布することすら出来ないんですね。ゆえにワックス処理は不要
なわけです。
そんな機能性を有するシートフローリングなのに、近年シートフローリングにも「ハードコーティング」を施すことができる技術
が開発されたことで、無理やりハードコーティングを勧めてくる業者が多々存在しているというのが現状なのです。
極端な話をすれば、居住者のためではなく業者自身が稼ぐためにハードコーティングを勧めてくるということ。
そんな話に高い費用を費やす必要などないのです。
シートフローリングは”使い捨ての建材”と認識。5年後・10年後に損傷が酷くなったときに補修・交換したほうがお得です。
近年新築建売戸建て住宅にも、シートフローリングが採用され始めています。それは、無垢材フローリングと比較して、「価格が安い」
ということと「建材の管理が楽」という理由から。
少し穿った見方をすれば、居住者のためではなく(価格が安い住宅を提供できる
ことは、ある意味居住者のためということにもなるのかもしれませんけどね)、施工者側の利点(メリット)が大きいからなのです。
多少、お手入れが必要ではありますが「無垢材フローリング」のほうが末永く使用できる建材なんですね。数十年~100年といった
年月が経過しても活用できるフローリング材ともなりうるのです。
それは、お手入れの行き届いた昔の木造建築物などの
床フローリングが建設当時のままの状態で活用されていることからも実証されています。
しっかり厚みが確保された無垢材フローリング
であれば、大きな損傷に対しても、表面を削ってまた新しい状態で活用していくことも可能だったりしますしね。
対して、シートフローリングは末永く活用できるような耐久性はありません。言い方は良くないかもしれませんが、シートフローリングは
「使い捨ての建材」として認識・使用しておくことが重要なポイントとなるものと思っています。
例え、シートフローリングの上に
さらなるコーティングを施したとしても、建材そのものの耐久性が高まるわけではありません。数十年も保つ建材ではないのです。
ゆえに、シートフローリングのメリットとなる特性(価格の安さ、施工の簡単さ)を活かすことを考えると、5年後・10年後に
フローリングの一部分や全体の損傷が酷くなってきた(目立つようになった)ときに、部分的な補修をするか居室単位で
シートフローリングを張替えてしまうことが最善の対処方法となるのです。
場合によって、ハードコーティングなどを
施す費用よりも安くフローリングの張替え(既存のフローリングの上に新しいフローリングを張る修繕方法があります。)が
可能となるケースもあるもの。
キズ・損傷を気にせずに日々生活をして、かなり損傷が大きくなった頃に、張替えを検討したほうが
良いものです。
そんな使い方をした方が「シートフローリングの特徴」を十分に活かせます。。
将来的に「フローリングの張り替え」をした方が、新たに新品状態の居室(フローリング)に住まうことができるようになるわけですから。
将来の「フローリングメンテナンス」に関する情報。
各種リフォーム関連業者には、多種多様な業者が存在しています。価格が不明瞭な業者も多く、リフォームを行うときには
良心的な施工業者を選ぶことが大切なポイントとなるもの。
「床フローリングり張替え」に関しても同様で、一般的な工務店
に”フローリングの張替えリフォーム”を頼むのは、費用が高くなってしまう傾向があります。
そこで「床フローリングの張替え」を
考えるのであれば、フローリング張替え専門のリフォーム業者に依頼するのが良いものです。
そんな床の張替えにおすすめなリフォーム専門業者のひとつがこちらのリフォーム専門店「リノコ」
です。
なんといっても”明瞭な価格体系”が整っているのが大きなポイント。正確な見積もり依頼をする前にも、
リノコのホームページを見るだけで、大まかな価格が把握できるのも嬉しい要素かと。
関東・近畿周辺など対象地域が限定されていますが、「戸建住宅のフローリング張り替え」なら、こちらの
住宅メンテナンス専門店「イエコマ」もおすすめです。
各種フローリングメーカーは、耐久性・汚れ防止をしっかり考えた商品を提供しているもの。メーカー側は「ハードコーティング」を推奨していません。
もしかしたら、これがフローリングにハードコーティングを行ってはいけない最大の要因なのかもしれませんが・・。
基本的にフローリングを開発しているメーカーは、耐久性・汚れ防止・掃除のしやすさなどをトータル的に
考慮した上で商品開発をしています。
ですから、簡単に言えば「ハードコーティングが必要(効果的)なのであれば、
最初からハードコーティングを施したフローリング商品を販売しているはず」なのです。
でも、シートフローリングでそういう商品を作っていないということは、効果的では無いからなんですね。
フローリング材には、複数の機能性が求められるもの。ひとつの機能を高めすぎても、その影響で他の機能が阻害されて
しまっては意味がありません。
床材としてトータル的な機能性が必要となるんですね。
ここで覚えておいて
いただきたいのが、フローリング材には一定期間メーカー保障が付随しているのですが、フローリング材に何か手を加えた
(ハードコーティングを施した)場合には、メーカー保障が消失するということ。
各社メーカー側が商品の機能性を
保障できなくなると考えているということ。機能保障が消失してしまうような事(コーティング)をあえて、高額な
費用を費やして施す意味などありませんよね。
水回り(浴室ユニットバス、トイレ、キッチンなど)のフッ素コーティングも製品保障が消失する要素に。
近年の浴室ユニットバス、トイレ、キッチンなどの住宅設備商品には、様々な工夫がなされています。
防汚性能や撥水機能(乾きやすさ)・抗菌機能など様々な機能性が高められた商品となっているんですね。
特にユニットバスなどは、壁面・床・浴槽・排水設備の全てに機能的な工夫が施されています。
そんな機能性豊かな住宅設備機器に対して、フッ素コーティングなどが必要となりますでしょうか?!
フッ素コーティング
など追加で塗布する必要などありません。すでに、フッ素コーティングと同等以上の機能を有した建材で作られているのですから。
逆にフッ素コーティングをしてしまうと、もともと施されていた多様な機能性(抗菌作用など)が失われることとなります。
また、前項でお話したように、浴室などにフッ素コーティングを施してしまうとユニットバスのメーカー保障が
消失してしまいます。数万円もの費用をかけて、メーカー保障を消失させるなんて・・正直意味がわかりませんよね。
「フローリング」のお手入れにおすすめの『業務用アイテム』
フローリングの「汚れ」が気になってきたり、衛生的に「除菌」をしたい(ペットや子供たちのため等)と
思った時のお役立ちアイテムをご紹介しておきたいと思います。
「手軽」にさっと使用できて、「費用対効果」が高く(お買い得)、もちろん「機能性(汚れ落とし、除菌)」に優れている
アイテムがいいですよね。
そんなお役立ちアイテムとなるのが、下記に記している、「ワックスメーカーが独自開発している業務用クリナー」です。
「医療施設」「介護施設」などにて活用されているクリナーですので、「機能性(汚れ落とし、除菌)」はもちろんのこと、
「高い安全性」を有しているのがポイント。
しかも、希薄して使用するタイプのクリーナーですので、とっても費用対効果が高いのが、嬉しい要素となっています。
『汚れ落とし用のクリーナー』と『除菌・殺菌に特化したクリーナー』を厳選してみました。
これだけ、備えておけば、フローリングのメンテナンスは十分かと思います。
アルカリイオン活性水仕様の床材・フローリング用クリーナー「マキシマム ウッドクリーナー」
「医療現場」など業務用として活用されているフローリングや床等の木質専用の洗浄&除菌剤です。柱、床や木部の手あか、油汚れ、トノコ等を手軽に落とすことができます。
アルカリイオン活性水を使用した「中性洗剤」。木質を痛めず、染みもつかず、汚れのみをしっかりと落とせます。
ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンを始め、「シックハウス症候群」に指定されている全化学物質を一切不使用。人体は勿論、建材(フローリングなど)や環境にもとても優しい、「安全性」も大きな魅力に。
▼「マキシマム ウッドクリーナー」の商品詳細・購入はこちら(公式HPへ)!
除菌・殺菌力の「フローリングに適した」中性洗剤!「マキシマム 強力除菌・抗菌クリーナー」
強力な除菌成分により、雑菌・黴菌・O-157も殺菌する効果がある、除菌クリーナーです。
医療用として使用されている除菌クリーナーで細菌の元から滅菌させ、臭いも元から取り除きます。
「アルカリイオン活性水」「化粧品(ボディーソープ・洗顔料等)にも使用されている洗浄成分」を活用。天然成分配合の中性洗剤なので、木質を痛めず、染みもつかず、汚れのみをしっかりと落とす「機能(除菌)」と「安全性」が魅力に。
▼「マキシマム 強力除菌・抗菌クリーナー」の商品詳細・購入はこちら(公式HPへ)!
フッ素コーティングが効果的となる場合。キッチン天板が天然石のときにフッ素コーティングを施すのは意味があるかも。
フッ素コーティングが効果を発揮するケースがひとつあります。それは「キッチンの天板が天然石」であった場合です。
天然石というのは、実は水分を吸収する性質があるんですね。天然石の上に醤油などをこぼしたときにすぐふき取れば
問題ありませんが、放置している時間が長くなると石内部に醤油が浸透して、シミを作ってしまうことがあります。
少しでもそんなトラブルを防ぎたいと考えたときに、天然石の天板にフッ素コーティングを施すことが効果的と
なるんですね。
だからといって、この程度のことをわさわざ高い費用を支払ってコーティング業者に依頼する必要なんでありませんよ。
キッチン天板のフッ素コーティングなど洗剤を活用するのと同じような感覚で手軽に自分で施せるものなんですから。
例えば、こちらのワックス関連専門SHOPで販売されている水周りフッ素コート剤「マキシマム プラチナコート」
などを活用すれば、手軽に自分自身でフッ素コートを行えます。
どんな感じで簡単にフッ素コーティングを行うことができるのかといった手順などもこちらのHPに記載されていますので、
ご参照してみていただければと思います。
ちなみにこちらのオンライン専門店てあれば、「プラチナコート 250g 定価 ¥12,740円」の商品が
「¥¥8,920円」で購入できます。数万円もの費用をかけて、コーティング業者に依頼する意味など無い
ことがわかっていただけるのではないでしょうかね。
■■近年、戸建て住宅にてホームセキュリティーを導入する方が増えています。ホームセキュリティーの魅力。その理由は・・?!の記事を見る。
お得な情報!【謝礼付き】のアンケート調査実施中。
いま、ちょっと(いや・・かなり)お得な情報が開催中です。
CMでもお馴染みのリクルートが運営する住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」が、現在、住宅購入者に向けた
「アンケート調査」を実施しています。
しかも、そのアンケート調査に対して、なんと回答者全員に5000円のギフト券が謝礼として進呈される
とのこと。単に、アンケートに答えるだけですからね。かなりお得な情報かと思います。
ただし、当然、「回答者となりうるための条件」があるとのこと。(まあ、当たり前ですよね。)それが下記条件です。
*条件:2014年1月以降、首都圏・関西にて新築マンションを購入された方!
上記条件を満たしているならば、こちらのSUUMO(スーモ)のアンケート応募より、アンケートのお申込みが可能です。
オンライン上で申し込みの後、自宅にアンケート用紙が送付されてくるとのこと。(偽り防止の対策ですね。)その後、
アンケート記入をして、ポストに投函すれば、後日、謝礼して「5000円分のギフト券」が貰えるという流れです。
条件に該当するなら、アンケートをしない手はありませんよね。